ライターをゴミに出す時に必要なガス抜き作業
葉っぱを燃やした時に出る煙を吸う、従来の紙巻タバコで使用するライターには正しい処分方法が決められています。利用者の中には火が付かなくなったことでそのままゴミとして捨ててしまう人も少なくありません。 ライターは着火ができなくなっても内部に可燃性のガスが残っていることもあります。そのまま可燃ゴミとして処分をしてしまうと回収時や処理施設で発火が起きることもあるのでしっかりとガス抜きをしなくてはいけません。
ライターは大きく分けて使い捨てのディスポーザブルと自分でガスを補充できる注入式の2種類にわかれます。ディスポーザブル式は通常使用と同じで操作レバーを押し下げるだけです。この時に空気が漏れるような音が聞こえる場合には正しくガス抜きがされています。音が確認できない場合は再度同じ操作を繰り返せば音が出るようになります。
音が確認しづらいなどの理由で耳にライターを近付けると万が一火が付いた時に事故に繋がるので注意が必要です。本体横に付いている炎の量を調節するレバーをプラス方向に動かせば離れていても聞こえるようになります。空気の音がしなくなればガス抜きは完了です。そのまま半日から1日程度風通しの良い場所で保管し、火が付かないか最終確認をして処分という流れになります。
処分するライターがたくさんある時はテープなどでレバーを固定すれば1度に複数のガス抜きを行うことも可能です。
注入式のライターはディスポーザブル式と違ってレバーを押し下げても抜くことができません。本体の底面にあるガスの注入口に先端の細い工具などを押し当てると中のガスが抜け始めます。しばらくそのままの状態を維持してガスの抜ける音が完全にしなくなったら着火の有無を確認して処分をすれば完了です。
ライター用のガスは噴出する量が少ないとはいえ、風通しの悪い室内で行うと発火などのトラブルに繋がるケースもあります。室内で行う時は窓を開けて換気をするのが基本です。