悪徳不用品回収業者の中にはおとり広告を使うものがいるので注意
不用品回収業者の中にはおとり広告と呼ばれる物を使って顧客を集めることがあるため、注意が必要です。おとり広告とは実際に買うことができない商品やサービスを使って消費者に誤解させる不当表示の一つで、不動産業者が提供していることで有名となりました。 不動産業者が行っていたのはインターネット上に架空の物件や成約済みの物件を掲載し、問い合わせした顧客に別の物件をすすめる不当なやり方で、景品表示法で規制されています。
同様の不当表示で顧客を集め、別のサービスを提供するやり方を不用品回収業者の一部で実践しているため、利用するときには注意が必要です。
例えば無料回収キャンペーン実施中と広告を出しておきながら、問い合わせすると「さっき最後のお客さんと契約して締め切りましたが、連絡してくれたお客さんだけに割安で不用品を回収するサービスを行うことが決まったので、検討していただけませんか」といった形で、別のサービスをすすめるやり方はあります。 トラックなどで無料回収中と言って回ってきていながら、いざ回収を依頼するときに「回収は無料だけれど処分はお金がかかる」と、強引に費用を請求することも少なくありません。実際に利用した人の口コミを見ると、複数の顧客が同様の被害に遭っていると書いている場合があるため、業者選びは慎重に行うことが必要となります。
おとり広告などの不当表示を行っている業者の特徴は、トラックで回ってきている場合、連絡先が携帯電話であることや、トラックに会社名を書いていないといったことが多いです。 ホームページで住所などを掲載していても、地図が掲載されていないこともあります。住所を地図で検索すると、空き地など会社の存在が確認できないことがあるため、注意が必要です。信頼できる業者の場合はトラックで無料回収をうたって回ることはありません。 また、ホームページで人数限定の回収キャンペーンを行うこともないため、冷静な判断が必要です。不安を感じる場合は見積もりを複数社から取り寄せ、内容を質問することで悪徳業者かどうか確認できます。
悪徳業者の場合は回答をうやむやにすることが圧倒的に多く、信頼できる業者は質問に的確に回答するため、見分けやすいです。