自宅の冷蔵庫を不用品として自力で廃品回収に出すメリットと手順

自宅で使う家電品の中でも形状が大きい冷蔵庫は買い替えのタイミングで購入店に引き取ってもらう形が一般的です。 ただし、購入するお店によっては回収サービスを行っていないケースも多くあります。

回収サービスのないお店で購入する場合は自力で処分しなくてはいけません。冷蔵庫は数ある家電品の中でもリサイクル対象に含まれているので家具のように粗大ゴミとして処分することが禁止されています。そのため、リサイクル料金を支払って引き取ってもらわなければいけません。

テレビや冷蔵庫のようなリサイクル品は全国各地にある指定引取場所に持ち込むことが基本となります。とはいえ、冷蔵庫本体をそのままの状態で持ち込んでも引き取ってもらうことはできません。事前に一般的な粗大ゴミと同じように家電リサイクル券と呼ばれる専用の券を購入する必要があります。 家電リサイクル券は自宅近くの郵便局で購入可能です。費用は大きさによって異なるため、事前にホームページや電話による問い合わせで確認しておけばスムーズに作業を進められます。

家電リサイクル券を購入したら次に行うのが持ち込み日の指定です。指定引取場所はスケジュールに従って作業を行うので原則当日の持ち込みは受け入れていません。電話やネットで廃品回収という形で申込をした後、希望した日に持ち込めば完了です。業者が自宅に来て不用品を引き取る通常の方法ではリサイクル料金とは別に運搬料が請求されます。自力での持ち込みは運搬料が不要となるので出費を抑えられるのがメリットです。ただし、冷蔵庫は種類によっては重量が100kg以上になることもあるため、1人で自宅から運び出すのは困難と言えます。

4人家族用の500Lクラスになると高さは180cmを超え重量も150kg前後です。安全に家から運び出すためには最低でも成人男性を3人以上用意しなくてはいけません。自宅から指定取引所までの運搬も台車などを使うと思わぬ事故に繋がるので乗用車やトラックが必要です。